事業概要

本事業について

本事業は、平成25年度文部科学省「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」の採択を受けて実施する事業であり、「知識」と「人」が利害を越えて集まりやすい大学という地の利を活かして、産学連携活動のイノベーション創出の確率を高めるための新しい対話手法&対話ツールを開発すること目的としています。

「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」の採択機関の決定について(文科省)

イノベーション対話促進プログラムとは

イノベーション対話促進プログラムは、
大学発のイノベーション創出を加速・推進する新しい取り組みです。

これまでの産学連携は大学の研究成果(シーズ)と、企業等の顕在化した技術課題(ニーズ)と点と点でつなげるマッチングが主流でした。大学等の研究成果に基づく商品やサービスが数多く社会に還元されてきましたが、大きな社会的インパクトや新市場を生み出すイノベーション創出と呼べるケースは多くありません。

産業界がオープンイノベーションを推進するなか、大学に求められる役割も変化してきています。これからは、大学というオープンな場に集う異なる発想・経験・価値観をもつ人々が対話を通じて刺激し合うことにより、各人の心の奥底に潜在する創造性を引き出し「集合知」とし、これまで誰も想像しなかった新しいシーズ・ニーズの組み合せやアイディアに基づく新たな商品・サービスを生み出し、市場を通じてイノベーション創出を拡大させて行くことが求められています。

従来の産学連携のイメージ

従来の産学連携のイメージ


これからの産学連携のイメージ

これからの産学連携のイメージ

[出典] 科学技術・学術審議会産業連携・地域支援部会 イノベーション対話促進作業部会(第1回)資料3-2

本事業では、大学発のイノベーション創出の確率を高めるための1つの手法として、研究者、学生、企業、金融機関、エンドユーザー(一般市民)などの様々なバックグラウンドを有する参加者による「対話型ワークショップ」を開催し、アイディアの発散・収束を重ねて新たな発想による社会デザインとそれを実現するイノベーションの創出を目指しています。

大学発イノベーションのための対話の促進について(文科省)
産業連携・地域支援部会 イノベーション対話促進作業部会(文科省)

対話型ワークショップとは

対話型ワークショップ画像1 対話型ワークショップとは、異なる価値観や経験、バックグラウンドを有する多種多様な人々が集まって設定されたテーマについて5~6名程度のグループに分かれて対話することにより、互いの潜在意識や創造性を刺激し、1人1人が考えたのでは到達できない、まだ見えない将来のニーズやまだ認知されていない課題などを浮彫りにしたり、新たな商品やサービスのアイディアを創出しようとするものです。
対話型ワークショップ画像2対話型ワークショップでは、参加者の潜在的な心の動き(インサイト)や新しい発想、気付きを引き出したり、参加者間の共感や一体感を育てたりするために対話手法や対話ツールに加えて、進め方や雰囲気作り、様々な「仕掛け」なども工夫します。

首都大学東京における取り組み

首都大学東京では、今後、産学公連携センターに所属するコーディネーター、リサーチアドミニストレーター等が産学連携の現場で実際に利用することを想定して、それぞれ段階の異なる2つテーマに基づく対話型ワークショップを実施します。また、コーディネーター、リサーチアドミニストレーター等が日常業務の中でうまく利活用できるように、ファシリテーション技術を習得するための研修や、対話型ワークショップの設計・運営のための簡易マニュアルの作成も行います。

首都大学東京では、オリジナルの対話手法・対話ツールの開発にも取り組みます。オリジナル対話ツールとして、システムデザイン学部の渡邉英徳准教授の研究室の研究成果であり、Web上の各プラットフォーム(サーチエンジン、SNS、Twitter等)に点在する集合知識を一様に閲覧することが可能なWebコンテンツ「コトバノキ」を、アイディア発想やブレーンストーミングを加速する対話ツールとしてカスタマイズします。

対話型ワークショップ

ファシリテーター育成

首都大学東京オリジナルの対話手法・対話ツールの開発

本事業の推進体制について

本事業の推進体制

本事業の推進体制

本事業は、公立大学首都大学東京の3つの高等教育機関(首都大学東京・産業技術大学院大学・東京都都立産業技術高等専門学校)の研究支援・産学連携を担当する「産学公連携センター」が実施主体となって行っています。
ワークショップの設計や参加メンバーの選定など本事業の運営に関する事項については、ファシリテーションやワークショップ、対話ツールの使用経験のある産学公連携センターの専門人材(4名)からなるマネジメントチームが決定します。

マネジメントチーム

氏名 役職
柴田 徹 統括ファシリテーター
産学公連携センター 主任研究員 / コーディネーター
桜井 政考 産学公連携センター 事務長 / 統括URA
中西 俊彦 産学公連携センター コーディネート担当係長 / 統括コーディネーター
阿部 紀里子 産学公連携センター 主任リサーチアドミニストレーター(主任URA)